回想録3「妄想即実行男」

教材を購入して半年位経った頃

私は仕事が終わるや寮に帰り、暇さえあれば教材のテープを聴き
料理の本を読んだり、大根と包丁を持って包丁さばきの練習をしていました

相変わらず人付き合いも苦手だった私
職場の方々からは(あいつは怪しいテープばかり聴いて変な奴だ)と思われていたようです

半年ほど教材を聴き続けて、私の中で

(うん、これだけ勉強したんだから成功間違いなし!きっと料理の道以外でもなにかできるに違いない!)

そんな根拠のない妄想が膨れ上がっていました

そんな矢先、その料理店を近々店じまいしようかという話が出てきました
一番のお得意さんだった大手の会社が移転することになり、売上の激減が予想されるからでした

(これはチャンスかも!)

と思った私は何のあてもなく、3年半勤めた日本料理店をそして料理の道をも自ら閉ざすことにしたのです

 

その後、近隣のS市で一人暮らしをはじめ、牛丼屋でアルバイトをしながら、毎日のように本屋に寄ったり、ビジネス交流会に顔を出すなどして成功するための情報収集を行っていました

 そんな生活を半年ほど続けた1999年の暮れのこと

交流会で知り合った氷川さんと寄居さんと喫茶店で雑談していたら

「すばらしいネットワークビジネスの話がある」と聞きました

「ネットワークビジネスって何ですか??」

そんなことさえ知らない私に、二人は口を開きました

「これからはこの健康食品の時代だよ。まだ日本に上陸したばかりで、今取り組めば爆発的な権利収入が入るよ」

世間知らずな若者にさらに次の言葉が響きました

「東京の赤坂の有名ホテルで来週イベントがある。先にアメリカでこの仕事で大成功した方のスピーチもあるから、聞きに行こうよ」
 

(そうか!成功者に会えるのか!これだ!真面目にやってりゃチャンスって湧いてくるもんだな!)

と思った私はこれまた何の根拠もなしに、その健康食品販売一本で生計を立てていくこと決めたのです

それまでアルバイトで毎月三十数万の収入を得ていましたが、すべてを捨てて身を投じました
若気の至りといえば聞こえはいいですが、何の営業力も人脈もないのにそう決めてしまった
あるのは頭でっかちになった成功哲学ノウハウと妄想から生まれた自信だけ
 

実際に赤坂にも行きましたが、肝心の成功者には会えずじまいでした
でもまるでバブル時代のパーティのような会場の雰囲気に飲まれ、私の胸は高鳴る一方でした

※登場人物等はほぼ仮名です 

今日もブログをご覧いただきありがとうございます。
2000年にYSメソッド開発者の佐藤康行先生の著書に出会ってから、ずっと佐藤先生のことを師匠と思い、自身の癖などで遠回りをしつつも真我の実践を毎日継続中。
(国際愛称でシンガスキーとも名乗っています)

shinga-YS-worldロシア支部初代支部長
全国ユニバーサル友の会会頭(2016秋より)

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