回想録10「無職の日枝さん」

受講予定日から三週間前、成功哲学セミナー仲間の日枝さんから突然電話がかかってきた
 
「ケンさん久しぶり!元気にしてる?」
 
私はいつものようにフルに元気な自分を演じて

「おー日枝さん、久しぶりだね!」

としばし談笑しました。しばらく話したあと

「そうそう日枝さん、こないだ拝島さんから面白そうな講座を勧められてね。真我開発講座っていうやつなんだ。16万8千円ってそこそこの値段なんだけど、よくわかんないけどとにかくいいらしいんだ。3月に一応申し込んだんだけど、まーいろいろ入り用があって今回はちょっと延期かな。まぁ夏ぐらいでもいいかなって思ってるんだ。仕事も忙しいしね。」

とこんなことを話した。

もちろん夏ぐらいなどという予定はとんだ作り話
受けることができるような経済状態ではない・・
 
日枝さんはこちらの状況など知らないはずなのだが、次の瞬間、彼が発した言葉に私は耳を疑った
 
「じゃ、受講費用出してあげよっか」
 
「な、何を言い出すんだ?大丈夫だよ」
 
「いいからいいから。16万8千円なんでしょ?」
 
最後までがんばって断ろうとしたが、

「じゃ、じゃぁ、お借りするよ。あ、ありがとう。ありがとう。。。」

と狐につままれたような気分で受話器を置きました

(いったい何が起きたんだろう…)

後日談になります
それから半年以上経ったあとで知ったんですが、日枝さんはこの当時無職だったそうです
それも大切な仕事をやめてしまって、これからどうしようか・・・という状況だったそうです
 
「お金に余裕はなかったはずなんだけど、あの時はなぜかちょうさんに貸すっていっちゃったんだよね。あはは」
 
そう語っておられました

※登場人物等はほぼ仮名です 

今日もブログをご覧いただきありがとうございます。
2000年にYSメソッド開発者の佐藤康行先生の著書に出会ってから、ずっと佐藤先生のことを師匠と思い、自身の癖などで遠回りをしつつも真我の実践を毎日継続中。
(国際愛称でシンガスキーとも名乗っています)

shinga-YS-worldロシア支部初代支部長
全国ユニバーサル友の会会頭(2016秋より)

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